私たちが住んでいる国だからこそ、その歴史や文化について学んでおくことはとても重要なことです。過去の偉人に対しても興味を持ち、どんな人物だったのか知っておくと世界遺産や文化遺産などの見え方も変わってくるかもしれません。
そんなあなたにおすすめしたいのは「日本史」の本です。読みやすく歴史について学べる良書を紹介します。
『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師You Tuberが書いた』山﨑圭一
現役高校教師としてYou Tubeに日本史や世界史などの授業を公開し「神授業!」として話題になっている山崎さん。世界史の第二弾として登場した本になり、発売するやいなや7万部を突破しました。
まるで小説を読むように一気に読めるうえ、暗記式ではないので専門的な知識のない初心者にも最適です。1つのテーマをストーリーのように読み解いていくので、小説感覚で難しい歴史も覚えられ、読むのが負担になりません。
学生さんが学び直し用に使うこともありますが、社会人になってから歴史について学びたいと思う人にもいいかもしれません。年号や西暦などの年代を表す表現を一切使っておらず、よりストーリーに重点を置いて読めるように工夫されています。図解も多くわかりやすいです。
『竜馬がゆく』司馬遼太郎
司馬遼太郎の本のなかでも特に人気が高い当書は、坂本龍馬を主人公にした長篇小説です。どうしてここまで坂本龍馬が有名になったのかを知るには十分過ぎる本です。物語のおもしろさはもちろんですが、周囲の人たちの素晴らしさにも心を打たれます。
「しかない、というものはこの世にはない。一尺高いところからものを見れば道は常に幾通りもある」など竜馬の名言の一つ一つに人柄が表れていて、それを物語として読める私たちはとても幸せな人間なのだなと感じます。
読みやすいので小説が苦手な人にも是非!
『読むだけですっきりわかる日本史』後藤武士
漫画を読むように楽しめる日本史の本です。日本史の流れがわかりやすく説明されているので、あっという間に読めてしまいます。目から鱗の意外なエピソードも紹介されてますし、貴重な体験談なども込められています。
歴史好きにとっては物足りなく感じるかもしれませんが、日本史の本をはじめて読むのであれば十分です。そのうえで気になる年代にクローズアップした本を後から足すイメージでも問題ありません。
語り口調で進んでいくので、勉強している感覚ではなく日本史が学べる点も非常に素晴らしい本といえるのではないでしょうか。歴史の面白さを実感できる本です。
『東大教授がおしえる やばい日本史』本郷和人
日本史の表と裏をおもしろくまとめた本です。日本の運命を変えるような偉業を成し遂げてきた歴史上の偉人の多くは完璧に見えるものの、意外と知らない人間味溢れる部分もあります。
歴史の授業で必ず学ぶような聖徳太子や織田信長などのやばいエピソードが取り上げられています。偉人の裏の顔を知ると歴史に対しての難しいイメージが変わり、歴史がもっと楽しめるようになるはずです。
歴史のおもしろさも追求したのが、この本です。
まとめ
日本史というとどうしても難しいものと思ってしまいがちですが、読み解いていくと実は奥深く偉人たちの人間味溢れる一面を知ることになります。歴史の流れも教科書のように覚えていくのではなく、ストーリー性を盛り込むことによって、歴史が苦手な人でも覚えられる本がたくさんあります。
お気に入りの一冊を見つけてくださいね。