個人事業主(フリーランス)や小さな会社にとって、お金を稼ぐこと以上に重要な知識として身につけておきたいのが「節税」ではないでしょうか。
独立して仕事を始めて、頑張って稼いだお金だからこそ税金で損をしたくない…。と思うものですよね。
そんなあなたにこそ是非おすすめしたい節税に関する5冊の書籍をご紹介していきたいと思います。
『小さな会社が本当に使える節税の本 』(社長、そんな節税策では会社がつぶれます!) 冨田健太郎、葛西安寿
節税について学びたい人にこそ是非ともおすすめしたい1冊です。一般的には企業の規模によって適切な節税方法が違うものです。今の時代、なんとか会社の資産を増やす為にかかる税金を安くしたいというのが、経営者からの本音だと思います。
ただ節税方法には積極的にやっておきたいものもあれば、やりがちだけどやってはいけない節税策もあります。本書はそれらが明確にかかれていてとても勉強になります。具体的な手法も載っていますし、これから節税に取り組みたい人にとってもこの1冊さえあれば十分知識や技術としても役立ちます。
他にも、一風変わった節税方法も載っています。税理士さんや税務署との付き合い方もよくわかります。
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』大河内薫
フリーランスになったものの、そもそも会社員と何が違うの!?と思っている人に読んで欲しい書籍です。フリーランスで生きるというのは簡単なことではありません。誰も教えてくれないからこそ、自分で学ばなくてはいけないのです。
覚えておくべき知識を漫画でわかりやすく説明しているので、難しい専門用語などもありません。節税ならではの落とし穴や、小規模企業共済やイデコなどの確定拠出年金、また法人化も含め節税対策についてわかりやすく説明しています。
節税だけでなく確定申告についても紹介してくれているので、何もわからないままフリーランスになってしまったと頭を抱えている人におすすめです。
『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました』きたみりゅうじ
ゆるいイラストの書かれたシンプルな書籍です。基本的に節税の本は新しい情報を含むものを選んだほうが良いのは当然で、本書は10年以上前に出版されたものになります。ですが、フリーランスになったら一度は目を通しておきたい節税対策の本です。
著者自身が税理士から講義を受けて、理解する過程をまとめた内容になってます。フリーランスならではの疑問をわかりやすく説明しています。ちょっと漫才チックな展開で話が進んでいきますので、楽しく節税について学ぶきっかけになります。
税理士さんはあくまでも匿名になっていますが、節税対策としてギリギリのラインを本音で披露してくれています。
最新の改正にも対応した修正版を購入してくださいね。
『経費で落ちるレシート・落ちないレシート』梅田泰宏
節税を考えるうえで、経費で落とせるレシートなのか落とせないレシートなのかを把握しておくのはとても重要なことです。そもそもレシートとはお金のような存在です。経費として認められれば税金を減らすことにも繋がります。
経費で落とせるものかどうかは誰も教えてくれませんし、知らなければ自分が損をすることになります。
領収書もある程度はグレーであり、明確な基準が存在しないものでもあります。
落とすコツさえ知っていれば節税対策に繋げることもできるのです。経費かどうか自信を持って判断できる人にも読んで欲しい本です。勝手に経費で落とせないと判断し損をしているかもしれませんよ。
『フリーランス・個人事業の絶対トクする! 経費と節税』福島宏和
節税したいけど、税務署が怖いし税金についてよくわからないと思っている人にこそ読んで欲しい本です。仕事に関わる費用を経費で落とせるのはもちろんですが、生活に関わる費用をどの程度経費に計上できるのかは大きな問題です。
基礎的な内容をまとめた本なので応用編を求めている人には向かないかもしれません。専門的な知識がなくてもわかりやすく、個人事業主をターゲットに絞ってまとめられているので内容が明確です。
“個人事業主から法人にするタイミングはどうするべきなのか?”など、例えや事例も多く載っているので、イメージしやすく節税の仕組みを理解しやすい本といえるのではないでしょうか。
項目ごとにトリセツがまとまっているので、節税するうえで間違えやすいポイントもわかります。
“これって経費で落とせるの?”なんて疑問に思っていた出費についても学べます。
まとめ
節税についてよくわからない…と思っている人は意外と多いのではないでしょうか。
領収書はお金だからこそ、節税についての知識を身につけ、経費で落とせるもの落とせないものを見直すのをおすすめします。
ムダな税金を払うことなく、資産として増やせるように正しい節税対策について学んでみませんか。知っておいて損はないことばかりです。